トヨタグループの製造拠点である豊田自動織機長草工場が、ライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom(バディコム)」を導入し、聴覚に障がいを持つ従業員を含む全員がリアルタイムに情報共有できる環境を整えました。導入後は、呼出理由のデータ化や発生頻度の可視化を通じて、生産性の向上が確認できたとしています。

同工場ではこれまで、無線やパトランプ、文字起こし機器などを使ってきましたが、使用できるエリアが限定されることや、文字のみではニュアンスが伝わりにくいといった課題がありました。呼出内容も手書きで記録していたため、理由が曖昧になったり、データ化に時間を要する問題も生じていました。

Buddycom導入後は、音声をテキスト化し、画像やチャットも交えたコミュニケーションが可能になり、障がいの有無に関わらず同じタイミングで情報を受け取れるようになりました。また、専用端末「Buddycomベル」から呼出理由を選択して送信すると、データが自動的に記録・可視化されます。蓄積データを時系列に分析することで、どの時間帯にどのような呼出がどれくらい発生しているかを把握し、具体的な改善施策につなげた結果、工場の稼働率向上に寄与したといいます。

提供元のサイエンスアーツは、音声・テキスト・動画・位置情報などを統合する同サービスを、航空や鉄道、建設、福祉施設などにも展開しており、今後も製造業を含む現場の安全性と効率性の両立を目指した機能強化を進める方針です。

【サービス情報】

Buddycom概要サイト https://buddycom.net/

運営企業 株式会社サイエンスアーツ(東証グロース上場)

source: PR TIMES

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